SAKE DIPLOMAの一次試験免除制度まとめ|有効期限・回数と再出願の手順
2026年度の公式手引では、SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)認定試験の一次試験免除対象者は2021年度から2025年度の一次試験通過者と定められています。権利は同一呼称に限り、通過した翌5年間のうち最大3回まで適用されます。
免除権利を保持していても自動的に二次試験へエントリーされるわけではありません。受験したい年度の出願期間内に、各自でWeb出願手続きと受験料の支払いを完了させる必要があります。出願時には直近の受験番号が必要です。
この記事の結論
- 2026年度の公式手引では、免除対象は2021〜2025年度の一次通過者で、翌5年間に最大3回まで同一呼称の免除出願が可能
- 受験する年度の出願期間内に手続きが必要であり、免除権利を保持している場合は権利を行使して出願する
- 二次試験のみ出願する場合に教本は送付されないため、必要に応じて公式オンラインショップ等で各自用意する
この記事を監修
平沼柊哉
酒学道場 代表・J.S.A.正会員
一次試験免除の期間と回数の数え方
日本ソムリエ協会(J.S.A.)の規定では、一次試験を通過した翌5年間のうち3回まで一次試験免除で受験できます。免除権利を保持している年度に再受験する場合、一次試験を最初から受けることはできず、免除権利を行使して出願します。毎年の受験が義務付けられているわけではなく、期間内の受験したい年度を選んで出願できます。
制度が同じ場合の計算例
有効期間の年数と受験回数は別々に管理されます。制度が同一であると仮定した場合の計算例は以下のとおりです。
- 2024年度に一次試験を通過した場合:
- 有効期間:2025年度から2029年度まで(翌5年間)
- 受験可能回数:期間内に最大3回
- 回数消費の例:
- 2025年度と2026年度に二次試験を出願・受験した場合、使用回数は2回。
- 残りの権利は最大1回となり、利用できる期間は2027年度から2029年度までとなります。
2026年度に一次試験を通過した方の将来的な免除権利を含め、実施細則は年度ごとに更新される可能性があります。出願する年度の最新の手引を必ず確認してください。出願後の欠席や取り消しによって免除回数が消費されるかどうかは手引に記載がないため、自己判断せず協会へ確認してください。
過去の受験記録と協会の案内で確認する3点
二次試験の出願準備として、手元の控えや協会の試験案内を通じて以下の3点を確認しておきましょう。日本ソムリエ協会の公式試験ページには合否や免除情報に関する案内が掲載されています。詳細が不明な場合は協会へ直接確認してください。
| 確認項目 | 確認の目的 |
|---|---|
| 一次試験の通過年度 | 免除有効期間(翌5年以内)に該当しているかを確かめるため |
| 直近の受験番号 | 免除出願を行う際の入力情報として必要となるため |
| 免除で再受験した回数 | 既受験回数と通過年度を合わせて残り回数を判断するため(不明な場合は協会へ確認) |
公式手引には、出願締切直前の受験番号照会には応じられない旨が明記されています。過去の受験番号が記載された通知メールや控えは、出願開始前に整理しておきましょう。
免除再出願のチェック項目
出願にあたっては、まず当該年度の公式要項を確認してください。
- 受験したい年度の一般出願期間内にWeb出願を行う
- 直近の受験番号を入力して免除を適用する
- 受験料の支払いを完了する
締切を過ぎると出願や支払いができなくなり、その年度の試験は受験できません。
参考費用と教本に関する注意点
本記事は2026年度手引を参考に整理しています。2026年度の二次試験は9月28日に実施されました。2027年度の受験には、その年度の案内を再確認してください。
2026年度実績の受験費用(税込)
二次試験のみ受験(一次試験免除)の費用は以下のとおりです。
| 受験区分 | 税込金額 |
|---|---|
| 正会員 | 7,300円 |
| 一般(非会員) | 14,210円 |
※日本ソムリエ協会への同時入会を伴う出願は別条件が適用されます。休会中または会費滞納中の会員は一般価格が適用されます。
※最終合格時には、別途認定登録料(20,950円・税込)が必要です。
教本の手配について
一次試験から申し込む場合は教本が送付されますが、二次試験のみの出願では教本は付属しません。
手元の教本の版を確認し、改訂内容の確認や論述対策の見直しなど必要に応じて教本を購入してください。教本の版による違いや確認のポイントは、SAKE DIPLOMA教本の改訂内容と購入ガイドで解説しています。
二次試験に向けた振り返りと対策
二次試験の合否結果を振り返る際は、不合格の原因を主観で断定せず、試験時の客観的な記録を残しておくことが重要です。試験で観察した外観や香り、味わいの特徴、自分がマークシートで選んだ用語、論述試験で用語の解説に詰まった部分などをメモとして整理しておきます。
テイスティングのコメント作成では、選択した用語の組み合わせや表現の傾向を整理し直す練習が役立ちます。具体的な用語の整理や練習手順については、SAKE DIPLOMAテイスティング対策ガイドを参照してください。また、論述試験で求められる酒造用語の要約や記述手順については、SAKE DIPLOMA論述試験の過去問傾向と対策で解説しています。
よくある質問(FAQ)
一次試験免除の権利がある場合、一次試験から受け直すことはできますか?
できません。日本ソムリエ協会の公式手引において、免除権利を有する方はその権利を行使して出願することが定められており、同一呼称の一次試験を重複して受けることは認められていません。
二次試験を欠席した場合、免除回数は1回分消費されますか?
出願後の欠席に伴う免除回数の消費ルールについては、今回確認した2026年度の手引では確認できません。正確な取り扱いは日本ソムリエ協会へ直接お問い合わせください。
二次試験から受験する場合、最新版の教本は送られてきますか?
送られてきません。一次試験免除(二次試験のみ受験)の区分には教本が付属しないため、改訂内容の確認などが必要な場合は、日本ソムリエ協会の公式オンラインショップ等で別途購入する必要があります。
出典・公式情報
※本記事の情報は2026年10月5日時点の確認資料に基づいています。次年度以降の日程、受験料、免除の実施規程については、日本ソムリエ協会が発表する最新の受験手引を必ずご確認ください。免除有効期限や残り回数の詳細が不明な場合は、協会事務局へ確認した上で出願手続きを行ってください。
関連記事
酒ディプロマ教本の効率的な読み方|ページ順に頼らず重要分野から攻略する学習手順
SAKE DIPLOMAの教本はページ数と試験での重要度が一致しません。1ページ目から通読すると後半の焼酎・泡盛にたどり着く前に失速しがちです。醸造や焼酎を優先する読む順番、問題演習と教本の往復手順、二次試験の論述を見据えた活用法を解説します。
日本酒の資格を比較|唎酒師・SAKE DIPLOMA・日本酒検定の内容と費用
日本酒の資格を、学習内容・認定方法・団体へ支払う費用で比較します。唎酒師、SAKE DIPLOMA、日本酒検定の違いを知り、目的に合う学び方を選びましょう。
酒ディプロマの公開模試の使い方|得点・偏差値・誤答から復習計画を立てる
SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)一次試験対策に模試が有効な理由を認知科学の視点から解説。正答率の確認にとどまらず、偏差値・順位・得点分布から集団内の現在地を把握し、効率的な復習計画を立てる手順を整理しました。
